研究室の活動

公開日:2017-11-19
最終更新日:2022-06-02

奥研での主な活動を紹介します。

知能情報メディアセミナー[3年生対象]

3年生後期の研究室配当科目です。特別研究を進めるうえで推薦システムの基本および開発方法
を学びます。具体的なスケジュールは卒業研究スケジュールを参照してください。

特別研究[4年生対象]

定期的なミーティングを繰り返しながら研究を進めていきます。他大学との合同研究会において研究発表を行います。最終的に、研究内容を卒業論文にまとめて、特別研究報告会にて研究発表を行います。具体的なスケジュールは卒業研究スケジュールを参照してください。

全体研究会[全メンバー対象]

研究室全体で実施する研究会です。研究室のメンバー全員が一堂に会し、研究について議論したり、情報を共有したりします。研究の進捗報告や、「私の推薦」をテーマに、メンバーに推薦したいものをざっくばらんに語ります。推薦するのは、旅行や音楽、映画、ゲーム等々、何でも構いません。また、書評合戦であるビブリオバトルを実施することもあります。メンバの興味や知識の幅を拡げるきっかけになります。人に何かを推薦する、あるいは人から何かを推薦される、という体験を推薦システム研究に活かします。

科学技術英語[4年生対象]

科学技術英語の授業の一環として、例えば下記の講座を実施します。

  • 論文の探し方、読み方
  • 論文の書き方
  • 国際会議論文の深読み
  • 英語技術書の深読み
  • 英語ドキュメント、リファレンスの読み方
  • 英語プレゼンのリスニング

これらの講座を通して、基本的な論文の読み方から、国際会議論文、英語技術書、英語ドキュメント等の読解法を修得します。

Webでの情報発信(オンデマンド)[個別]

奥研での研究内容を世の中の人に広く知ってもらうため、Webでの情報発信を行います。自身の研究紹介や関連する技術、論文の紹介、学会参加報告など、学生から主体的に情報発信します。また、「私の推薦」をWebで発信するのも良いでしょう。

学生有志のイベント(オンデマンド)[任意]

奥研では学生有志のイベントの開催を歓迎します。学生だけの研究会や勉強会等、自由に企画してもらって結構です。研究に限らず、娯楽系のイベントを開催してもらっても構いません。他研究室の学生と一緒に何かやってもらうのも結構です。イベントの開催に際し、例えば勉強会に必要な図書の購入等、金銭的サポートはしますので、気軽に相談してください。


上記に挙げたような活動のうち、[全メンバー対象]としている活動には、原則全員参加してもらいます。これは、全メンバで集まって議論した方が多様性も生まれ、質の高い研究会になると考えているからです。何らかの事情で参加できない場合には、前日までには連絡してもらうことを徹底します。

他研究室に比べて全員集まる機会は多いかもしれません。ですが、その一方で、奥研では毎日のコアタイムは設けていません。上記の活動に普段からちゃんと参加し、個別でも研究をしっかりと進めていれば、それ以外の時間の使い方は自由です。自由時間をどのように有効活用するか考えていくことも、今後自己成長していくにあたって大事であると考えています。


休暇

奥研では、休暇を大事にします。卒業研究は長期戦になります。例えば1週間後に試験を控えているというような短期戦であれば、それまで休まず勉強し続けて試験に臨むというやり方もできると思います。ですが、それを1年間続けるには身体も心ももちません。普段から、やるときはやる、休むときは休む、あるいは遊ぶときは遊ぶといったようにメリハリをつけた生活が大事と考えています。休暇を利用して、旅行に出かけたり、本を読んだり、映画を観たり、博物館で鑑賞したりすることも奨励しています(コロナ禍で難しいものもありますが)。これらの活動を通して、見分を広めたり、感性を養ったりということも長期的には大事になります。研究に行き詰ったときに、こういった経験が生きてくることもあります。もちろん、休暇中に勉強して知識をさらに深めるということも良いでしょう。休暇期間というのはバッファ期間という意味合いももちます。研究の進捗が遅れ気味の学生は、この期間をうまく利用して、遅れを取り戻しましょう。