研究室について

研究ビジョン

当研究室では推薦システムの研究を⾏っています。推薦システムは、膨⼤なコンテンツ群の中から、その時、その場、その⼈に合ったコンテンツを提供するシステムです。Webの発展に伴い、⽇々膨⼤かつ多種多様なコンテンツが⽣み出されるようになり、推薦システムの重要性はますます⾼まってきました。データベース技術や地理情報システム、機械学習、データマイニング技術、⾃然⾔語処理技術、⾳声処理技術、画像処理技術、ヒューマンインタフェース技術など様々な技術を駆使しながら、⼈とコンテンツとの出会いを⽀援する推薦システムの実現を⽬指しています。

研究指導方針

研究活動を通して、学⽣が卒業後あるいは修了後、⼈⽣を有意義に進めていくための基礎⼒を養成します。具体的には下記の⽅針で研究指導をしていきます。

学部3年次

4年次での推薦システム研究にスムーズに着⼿できるようにするため、推薦システムの基礎知識や基礎技術を修得します。推薦システムの解説記事や専⾨書(英語⽂献含む)などの輪講を通して推薦システムの基礎を学習します。また、最新の国際会議論⽂(英語論⽂)のサーヴェイ(調査)を通して、この分野の研究動向や研究の進め⽅を理解します。さらに、推薦システムの実装を通して、JavaやPython、データベース、Webアプリケーションなどのプログラミング能⼒を鍛えます。他⼤学との合同研究会にも参加し、学外の学⽣や研究者とも交流し、研究への興味を広げます。2⽉頃に先輩の卒業研究発表を基に興味分野を絞り込み、教員との相談のうえ卒業研究テーマを設定します。

学部4年次

設定した卒業研究テーマを具体的に遂⾏していく過程でシステム実装や論⽂執筆を⾏います。この活動を通して論理的思考⼒を中⼼に磨いていきます。教員との個別ミーティングで研究打合せを進めていき、研究室の全体研究会で進捗報告を⾏います。研究で得られた成果に関しては、卒業研究発表に加え、学外発表を⾏います。学外発表としては、他⼤学との合同研究会での発表や国内研究会での発表、学術論⽂誌への投稿、Webシステムの公開などがあります。

大学院生

学外(国内研究会や国際会議、学術論⽂誌など)での研究発表を中⼼に活動していきます。研究発表で得られたフィードバックを基に課題を整理し、次の⽬標を設定します。こうした過程を繰り返すことで、より⾼い論理的思考⼒や課題解決⼒、英語での⽂章⼒およびプレゼン⼒を磨いていきます。学外発表で受賞するなど活躍することで、全国的さらには国際的に⾃分の名前を売ることにつながります。このような経験は、就職活動での良いアピール材料になりますし、修了後の活躍の幅も広がり、今後の⼈⽣を有意義に進めやすくなります。

指導教員

奥 健太
okuavator
講師,博士(工学)
龍谷大学 理工学部 情報メディア学科

連絡先:
〒520-2194
滋賀県大津市瀬田大江町横谷1番5 瀬田学舎 7号館 1階 情報研究室14
E-mail:
email

学生メンバ

4回生

  • 井田 彰
  • 大田 樹
  • 利田 柾樹
  • 川俣 光司
  • 甲田 翔太郎
  • 城野 尚登
  • 山本 貴大
  • 渡邊 耕平
  • 杉本 蒼
  • 福本 颯太

3回生

  • 猪口 真吾
  • 川端 亮士
  • 久保田 豪
  • 黒田 脩平
  • 田矢 康スケ
  • 那須 昇平
  • 丸川 将大
  • 山崎 敦士
  • 湯浅 智紀
  • 渡辺 海
  • 井手上 翔

卒業生

2016年度卒業

  • 糸井 勇貴
  • 潮 侑典
  • 片山 大輔
  • 北村 統太
  • 村田 裕寛

配属希望学生へのメッセージ

求める人材像

研究を通じて自己鍛錬したいという向上心のある学生を歓迎します。特に、研究室指定の行事(合同研究会や学会など)に参加する、日頃からコツコツと研究に取り組むなど、配属後は研究活動を最優先にできる学生を求めます。また、研究室配属を機に心機一転、ゼロから頑張りたいという学生も歓迎します。新しい環境で再起をはかりたいという姿勢を期待したいと思います。研究室としては、意欲のある学生が活躍できるように環境づくりをしていきたいと思います。

指導教員の姿勢

学⽣に⾼いレベルの研究テーマに取り組んでもらえるように、指導教員である奥も⽇々勉強し、最新の研究動向を調査しながら常に新しい研究テーマの開拓を試みています。教員⾃⾝も第⼀線で研究発表しつづけることはもちろんのこと、トップレベルの国際会議を⽬指して研究に取り組んでいます。是⾮、⼀緒に⾼いレベルに挑戦していきましょう。

大学院進学への勧め

奥研究室への配属学⽣に限りませんが⼤学院への進学を強く推奨します。⼤学院での研究活動を通して鍛えられる⾼い論理的思考⼒や課題解決⼒、国際的な経験は、修了後も⻑期的に活躍するために必要不可⽋な能⼒となります。⼈⽣において2年間という期間は⾮常に短いですが、20代前半の2年間はとても貴重です。この2年間をどっぷりと研究に浸かることは最⾼の贅沢ですし、将来の⾃分への投資につながります。また、研究室としても⾼いレベルの研究を遂⾏していくためには⼤学院⽣は貴重な戦⼒となります。経済的な問題もあるかもしれませんが、優れた業績を挙げれば奨学⾦返還免除のチャンスもありますので、是⾮進学を検討してみてください。進学先として奥研究室を選択してもらえたなら、責任をもって指導していきます。